コルゲット。これは英国英語です。

アメリカでは「ズッキーニ」。
もしくは「サマースクワッシュ」。

緑のやら、黄色いのやら、丸いのやら、UFOみたいな形のやら。
最近は日本でもずいぶんと知られて来ているようです。

火を通しても美味しいのですが、韓国料理では「コリアン・ズッキーニ」と呼ばれるもの(ちょっと太めで、白斑がまじったような表皮をしています)を、胡瓜の千切りみたいにしていただいたり、チゲの具材にもします。

アメリカでも、糖質制限ダイエットの「ヌードル」として、ズッキーニを細く削り出したものが「ズッキーニ・ヌードル」として知られるようになりました。

和風なら、皮を向いて翡翠煮にしたり、ぬか漬けにしても美味しいです!

そんなズッキーニがそろそろ終わりの頃にジェイミーの本を見ていたら、ふと目についた「美しいコルゲット」という名のお料理。
旬のズッキーニを、同じく旬のチェリートマトと一緒に調理するものでした。

コク出しは少々のベーコンを使います。
たまたま全ての材料が手元にあったので作ってみました。

難しいこともなく、要はズッキーニの蒸煮です。
でもこのシンプルな、たぶんイタリア料理にルーツを持つであろう一皿、とっても美味しかったのです!

柔らかくてすぐに煮崩れてしまうズッキーニをギリギリに火入れして、ちょっとハリっとした部分が残る皮と身のトロっとした部分を同時に味わいます。
チェリートマトとベーコンのコクがよく合って、しっかりと一品で成り立っていました。

今まで、ズッキーニ料理で一番好きだったのは、これもジェイミーのレシピによるライスグラタン(そう、ズッキーニとバスマティライスをグラタンにするのです!)だったのですが、この「美しいコルゲット」はそれに劣らず、わたしの「大好きなズッキーニ料理」になりました。

また来年、ズッキーニに出会えるのが楽しみです!