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いただきものの日本酒があったので、それに合わせた小つまみを。

自家製納豆にたまり醤油をサッとかけたものと、これもいただきものの明太子です。
こういうときにはお漬物や常備菜もよく使いますが、今日は豪華版。

しょっぱ辛いのをちびちびやりつつ冷酒をすする、この開放感といったら!

今回の自家製納豆はうんと粘る感じではないので、スプーンですくいながらチョコチョコと。
時折、かいわれ大根の辛みがツンっとくるのがまたいい感じです。

本当は、辛めのお味噌や美味しいお塩でも飲めちゃったりしますw

一日ほぼ一食で、お昼ごはんをメインに食べているので、夜はこんなふうに「ちょっとつまむ」感じで済ませることが多いです。

あまり忙しくないときには、お昼を作りながら日持ちのする常備菜を作ったり、お昼のおかずを少し多めに作って保存したりして、この「小つまみ」に備えています。

なにもないときは、熟成中の漬物やピクルスを冷蔵庫から引っ張り出したり、買い置きのナッツをいただいたり。

できる限り、8時前に食べ終わるようにして、翌日はお昼ごはんまで水分しかとりません(サプリメントは飲みますが)。
すると、自然に16時間くらいの半断食ができます。

このパターンになってずいぶんになりますが、すっかり慣れてしまいました。

とはいえ、どうしてもお腹がすいて、深夜にちょっとだけヨーグルトなんかを食べちゃったりもしますけどねw

日本にいたときは、アサリでやっていたおつまみです。

出汁が出る貝類なら何でもよくて、要は汁気の多い酒蒸しを作って、そのお汁でお豆腐を温めるのです。
少し強めに塩で味付けすれば、タレも要りません。

貝殻はそのままでも見栄えがしますが、外しておくと食べやすいです。

ちょっとネギを刻んで薬味にして、貝の身とお豆腐をいただいて…。
もちろん、最後はお汁もしっかりいただきます!

お汁で雑炊を作ってもいいし、おそうめんを入れて煮麺もまた、〆には素敵です。

この日に使ったのは、リトルネック・クラムという、クラムの中では小さめのもの。
日本では「ホンビノス」と言う名前で出回っているようですね。

日系のスーパーでは時折「ハマグリ」と書かれていますが、ちょっと違う種類のようです。

なんというか、「クラム」のほうがハマグリよりも身がしっかりしていて、肉厚な感じがします。
お出汁がよく出て美味しいのは、どちらも同じ。

また、酒蒸しだけではなく、焼貝にしても美味しいのも、同じです。

日本酒も合うのですけど、この日はよ〜く冷やした白ワインと一緒にいただきました!!
これもまた、オツなんです!

数年前からマンハッタンで流行ってる(?)ポキ(ポケ)丼。

ハワイファンのひとりとしては、もちろん大好きです。
が、東海岸のお店で食べたことはないです。

なんというか、お店のは「ポキ丼」と名乗ってる別物…という感じだから。
アボカドはともかく、彩りのためなのか枝豆やラディッシュなんかがのってたりして、そういう「小技」が気に入らないというかねw

わたしが好きな「ポキ丼」って、例えば「ポキ2種類にスクープライス(アイスクリーム用のスクープですくった白ごはん)がドーン、以上!」…みたいな、田舎っぽいやつなんです。

そんなわたしが作るポキは、当然ながらシンプルです。

お魚はいつもの、ロードアイランドの漁師さんから買ったもの。
ブルーフィン(クロマグロ)を使えたらいいけれど、今年は未だに出会えていないので今日はイエローフィン・ツナ(キハダマグロ)です。
淡白な味なので、ポキの味付けが合うのです。

一口大の角切りにしたツナ、おろしにんにく、小口切りのネギ、やや厚めにスライスした赤たまねぎ、水で戻しオゴ(海藻)、白ごま(半ずり)を合わせて、お醤油とごま油で30分ほどマリネするだけ。甘みは入れません。

キムチを入れることもありますが、今日はプレーン。
アボカドを入れるのは個人的に「ありえん」ので、使いませんw

できあがりを支配人はおつまみで、わたしは白ごはんにちぎった海苔と一緒にのせてポキ丼に。
ちょっとのせたグリーンは、わさびの芽です。

な〜んの飾りっ気もないけれど、こういう感じが「わたしのポキ丼」。

オアフ島にある大好きなポキのお店を思い出しつつ、味わいました!

今年も出会えた、日本茄子。

ここ3〜4年くらい、地元のファームが日本茄子を作ってくれるようになりました。
アメリカで主流の、ヘタが緑のイタリア茄子や米茄子ではなくて、ヘタが紫の日本の茄子。

日本の茄子的には「長茄子」にあたると思います(ずんぐりしていなくて、細長い)。
種部分が適度に柔らかいので、火を入れる料理に使うと、とろける食感を味わえます。
細いものはお漬物にしてもいい感じに。

今日はその日本茄子で、蒸し茄子を作りました。
皮をむいて蒸してから自家製めんつゆをかけるだけの、かんたんなおつまみです。

走りの頃はまだ皮も硬くないので、むいた皮は刻んできんぴらに。
これでもう一品。

蒸し上がった茄子の色の、なんとキレイなこと。
翡翠色とはまさにこれのことですね。

粗熱をとってから冷蔵庫でしっかり冷やしておいたものを、器に張った自家製めんつゆにのせて。
薬味に新生姜のすりおろしをたっぷり、紫大根のカイワレもたっぷり。

夏の上等なおつまみになりました!

わたしのオムレツは、庶民派です。

ホテルのレストランで出てくるような、ポワンっと黄色くてふんわりしてるやつ。
オムレツというとあのイメージなのですが、わたしが作るとどうも庶民派のでき上がりです。

今日のビールのお供は、納豆オムレツ。
ふわっとのせたグリーンは、人参の葉っぱです。人参はセリ科なので、その葉っぱはパセリに似た芳香があって、代用としては申し分ないのです。

一応、オムレツの形にはなってますが、やっぱり庶民派のルックス。

支配人には「問題ないよ、上手だよ」と言ってもらえて一安心。
ちょっと焼き目がついてるのも、家庭のオムレツと思えば可愛く見えてきたりしますねw

わたしが存じているフランス人の男性が作るオムレツは、丸く焼いたものを半分にパタンっと閉じただけだったりします。オムレツ型ですらありません。
でも、ふんわりと美味しく焼けていて最高、オムレツは旦那様でないと…と奥様はお気に入りなのです。

そのオムレツの写真を観ると、その昔、パリに通っていた頃のことを思い出します。

寒い雨の日に、暖を求めて入った場末のカフェで食べたオムレツのことです。そのオムレツも、黄色くてふんわりしてるものではなくて、わたしが作るみたいな、ちょっと焼き目のついたやつでした。

樽から注いだに違いない、ミネラルウォーターのボトルに入って出てきた「赤のハウスワイン」と一緒に食べた、マッシュルームと玉ねぎのオムレツ。
寒い日の暖を取るにはぴったりでした。

「いなわら亭」のオムレツとしては、黄色くてふんわりしたレストランのあれより、このほうが愛嬌があっていいのかもですね。

お肉屋さんのいいバターをたっぷり使ったわたしのオムレツ、また気が向いたら作ります。

チキンレバーのペーストを作りました。

きのこ4種(エリンギ、しいたけ、ひらたけ、舞茸)のマリネと一緒に、極薄に切ってトーストしたパンと合わせて。
そのまま食べてもいいし、パンにのせてカナッペ風にしても。

そろそろ暑くなってきたこの時期の晩酌は、キリッと冷えた白ワインです。

このレバーペースト、見た目ではわかりませんが、セロリに玉ねぎに人参ににんにくに…と、実は野菜たっぷりです。

くさみもなくあっさりしているので、「多いかな?」と思う量を作っても、いつの間にか食べてしまいます。

煮込んだレバーと野菜をミキサーでペースト状にする際、バターと生クリームを一緒に撹拌します。
この段階ではまだゆるゆるのものを冷蔵庫で半日ほどしっかり冷やすと、その脂がかたまって柔らかいバターのようなペーストになって、パンにもぬれるようになります。

「まるでアイスクリームみたい」
…とは支配人の談w

確かに「大人のアイスクリーム」かもね。

この夏、いなわら亭が夢中なのが「ジョナ・クラブ」。

「クラブ」と言っても、遊ぶところじゃなくって「蟹」です。

いつものロードアイランド州の漁師さんが持ってきてくれる、地元産の蟹。
丁寧にむき身にしてあって、その手間のせいか多少お高いのですが、これが甘くてみずみずしくて美味しい!のです。

わが家の食べる量だと、たっぷり使っても半パウンド(200ちょっと)で2回は食べるし、むき身だからすぐに使えるので、それを考えたらお値段的には文句なしです。

今日は、その蟹をカニサラダにしました。
マーケットで手に入れた小ぶりのトマトとディルをたっぷり。新玉ねぎのみじん切りも入ってます。

これで白ワインをさっぱりといただけば、夏の夜の重たい蒸し暑さも軽快に過ごせます。

蟹の身には「プイイ・フュメ」が合う…とソムリエに教えてもらったので(確かに合います!)、わざわざ探しに出かけたのですが、どうしてもこの日は見つからず、ソーヴィニョン・ブランで。

それでもさっぱりした飲み口は、カニサラダにはよく合いました。
う〜〜〜ん、至福!!!!

こうなったら、今度はぜひとも「プイイ・フュメ」をお供にすべく、売っているところを探さなくちゃ!!

患って一週間ほどでようやく大腸炎も治り、普通食に戻りました。

この日のお昼は、塩焼きそばでサラッと済ませたせいか、お夕飯の時間になって、珍しくお腹がペコペコ。

昼間、ちょっと重めの作業をしたせいもあったかもしれませんが、とにかくパワフルなものを食べたい!
それをツマミに、ビールをカーっと飲んでスッキリしたい!!

そんなわけで、早めに食べきりたかった鶏もも肉を使って炒めもの。
宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)です。

いわゆる「鶏肉とカシューナッツの炒めもの」ですが、このお料理のナッツはカシューナッツに限らず、何でもいいんだそうです。
わが家もこの日はカシューナッツを切らしていたので、クルミで作りました。

唐辛子も多めに入れて、クルミに塩味がない分、味付けもやや強めです。

クルミをつかったせいか、どうも彩りに欠ける見た目になってしまいましたが、お味は上々。
「パワフルなものを食べたい」という気分にはぴったりでした。

わたしの宮保鶏丁のレシピは、四川飯店の陳建一さんの著作のものです。
この日は鶏もも肉もプリッと炒めることができて、とっても嬉しかった〜〜!!

支配人とふたり、「パワフルおつまみ」で乾杯しました。