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いんげんがマーケットからなくなる直前、リクエストされました。

「コツコツ」とは、タイのイサーン地方の名物料理「ソムタム」のことです。
陶器の臼で、木製の突き棒を使って作るので、作っているときの音が「コツコツコツ…」という感じになるところからの、わが家での「あだ名」です。

本来は、ご存知のように青いパパイヤを削ったもので作りますが、青パパイヤはインド系のお店に行かないと手に入らないので、ちょっと作りにくいのです。

そこで、代用として何かないかな〜、と考えたのが、いんげんと人参ときゅうり。
いんげんときゅうりのものは、実際にタイにも存在するようです。

きゅうりのソムタムは「タイ人にとって、すごく貧乏くさい料理」と聞いたことがありますが、さて本当でしょうか?

味付けや作り方は、青パパイヤのときと同じ。
メインの具材をいんげんに変えただけです。

実は、青パパイヤのソムタムには、いんげん…というかささげ(ドジョウインゲン)が入っていますが、「青パパイヤ抜きでいんげんだけにしちゃった」という感じですね。

いんげんはかたいので、突き棒でよく叩いて食べやすくしました。
作ってる間中、コツコツといい音がしてましたよ。

お味はなかなかよくて、支配人は「青パパイヤのよりこちらのほうがいいかも」…とまで言っていました。

野菜の青くさい香りがお好きな方は、ハマるかもしれません。

昔の日本のタイ料理屋では、人参を代用していたのを覚えています。
食材として日本人にも馴染みがあって、食べやすいからでしょうね、きっと。

「ヤム」とは「和え物」のことで、よくサラダのジャンルとしてカウントされる。

わたしが知る限り、タイ料理には「野菜にドレッシングをかけただけ」的なサラダっぽいものは、存在しないと思う。
西洋式だったり、いわゆる「サラダ」だったりする場合は別だけど。

「ヤム」と頭につく料理はソースと具材が和えてあるから、結果としてサラダっぽいので、たぶん「サラダ」と紹介されてるんじゃないだろか。

あの有名な春雨サラダ「ヤム・ウンセン」も「ヤム」。
他にもシーフードを和えたのとか、目玉焼き(カイダーオ)を和えたのとか。
レパートリーは無限にありそうな気がする。

そんな「無限のレパートリー」のひとつがこれ。
「ヤム・ママー」。

「ママー」はインスタントラーメンのブランド名で、それがそのまま料理名になってる。
そう、つまりはインスタントラーメンの和え物、言ってみれば「ラーメンサラダ」。

これ、立派な屋台料理なんですって。
具材を入れる場合もあるけど、夜のツマミだったから、わたしは今回、野菜だけで作ってみた。

キャベツとチェリートマトとパクチー、そしてトムヤムクン味のママー。
「ヤム・ママー」に使うのは、トムヤムクン味だけらしい。

味付けには「ヤム」のソースの定番、ライムとナンプラー。
そして、お約束としてラーメンについている調味料を使うから、どうがんばったって、チープな味になる。

でも、そのあっけらかんとしたチープさがいいよなーーー、なーんて思いながら、ビールのお供にするんでした。
ジャンクだけどジャンクじゃない、不思議な魅力です。

タイから帰ってきたばっかりだけど、タイ料理。

なぜか、タイ料理にはタイに行くたびにハマってしまう。
もちろん、和食も大好きだし、イタリアンだってベトナミーズだって…。

でも、なぜか、タイから帰ってくると、タイ料理ばかり作ってしまう。

今日もそんな感じで、タイ料理。
メインはInstagramにのせた「カオチオ・ムーサップ(豚ひき肉の玉子焼き)」。

そのサブにあったのは、結構に得意にしている「ヤム・ウンセン・クン・ソッド(海老の春雨サラダ)」と「ナムトック・ムー(イサーン風・炙り豚肉のハーブあえ)」。

これらをタイの食堂風に、「カオスアイ(ジャスミンライスの白ごはん)」にのせていただきます。

もちろん、カトラリも右手にスプーン、左手にフォークの現地式。
食器も現地の食堂でよく使われてる、ホーローのダサいお皿。

量も少しずつにして、屋台っぽくしてみたりして。
イサーン料理があるので生野菜盛りも用意して、より現地っぽく!

本当は、このメニューにプラスしてゲーン(スープ)があるのが本式なんだけど、ビールと一緒に楽しんだので、スープは割愛ww

作ってみるとわかるけれど、タイ料理はびっくりするくらい野菜やハーブを食べる。
ベトナミーズもそうだと聞いたけど、ごはんを暑い場所で食べるには、生野菜がたくさんあったほうがいいのかも。

ハーブをバリバリ食べるタイ人には、がん患者が少ないという話も聞いたことがあるし。
わたしも実際、タイに居る時のほうがお腹の調子が良かった。

「草食べてる」感なしで、美味しくいっぱいお野菜を食べられるタイ料理、やっぱり大好き!!!
思いっきり作ってみたいから、食べに来てくれる人を募集してみようかなw