ポテから
実は「好き」ってお声をよく聞くポテトサラダ、いろんなレシピがありますね!
きゅうり、人参、玉ねぎ、コーン…野菜類に加え、ハム、ソーセージなどの肉類、はたまたツナやマカロニ。
一緒に入っている具材も、作り手によっていろいろです。
子どものころ、わたしの母が時おり作ったポテトサラダは、炒めたベーコンと玉ねぎだけ…というシンプルなものでした。
人参やきゅうりやハムが入った、いわゆる「ポテトサラダ」でイメージされるものは、出てきたことがありません。
味付けは確かにマヨネーズなのですが、ちょっとお酢がきいていて、やや酸っぱめでした。
そこに粗挽きの黒胡椒をかけていただきます。
小さなころは黒胡椒はかけてありませんでしたが、小学校の中学年にもなると、しっかりかかっていました。
自分で作るときは「人参・きゅうり・ハムかベーコン」、味付けは「マヨネーズ・お酢・マスタード」で作ることが多いですが、「母のポテサラ」は支配人が大好きなので、こちらもよく作ります。
そして「母のポテサラ」へさらに工夫がくわわったのが、この「ポテから」。
名前の通り、半分が「おから」なんです。
元は魚柄仁之助さんの本からです。
おからの利用法として紹介されていました。
じゃがいもが半分になるので、炭水化物がおさえられるのもいいところです。
作り方は、普通のポテサラと同じ。
味付けするときに、おからを混ぜ込むだけです。
しっとりが好きなら生おから、サラッとしたのが好きならおからを軽く炒って使います。
おからのにおいは、マヨネーズやマスタードを使うと、ほとんど気になりません。
お伝えするまで、おからの正体がわからないで召し上がる方もいます。
もちろん、半々ではなく、一部をおからにするのもありです。
この「ポテから」のときには、いろいろと具材が入るより、シンプルな「玉ねぎ&ベーコン」が合うように思います。
マッシュポテトにおからを入れる技は、コロッケにも使えますね!
生おからが手に入ったら、ぜひやってみてください。
ただし、生おからはものすごく足がはやいので、買いたてをすぐに使ってくださいね。
使いのこしは冷凍もできます。
卯の花や和え物の和え衣はもちろん、ドレッシングに使ったり、お味噌汁やシチューに入れても面白いですよ。