ラディッシュのぬか漬け
濃いピンクの周囲に、真ん中の白へのグラデーション。
このお菓子のような可愛い食べ物は、ラディッシュのぬか漬けです。
くし切りにしないで、輪切りにしてみました。
甘酢漬けやピクルスだと実の中心まで全体がピンクに染まり、それはそれで可愛いのですが、ぬか漬けを輪切りにしたこの可愛さは、格別。
ラディッシュに「す」が入ってしまっているとちょっと残念ですが、今日のはとっても綺麗です。
紅芯大根や紫大根など、色素を持っている根菜をちょっと長めにぬか漬けにすると、乳酸菌の作用でこんなふうにピンク系の色になります。
わたしはそもそも、酸っぱいものが好きなので、ぬか漬けも長めに漬けることが多いです。
フレッシュなぬか漬けもいいですが、個人的には酸味が出たのをいただくのが、大好き!
ところで、この「漬物用」みたいになっている小鉢。
これは、近所のアーティスト村のオープン・スタジオで買ったものです。
タイのセラドン焼きみたいな色と雰囲気が気に入ったのですが、作陶されたのはイタリア系の女性でした。
植物の模様がヘラのようなもので刻み込まれていて、どことなくアジアの雰囲気なのです。
なので、わが家では漬物や煮物を盛ったりして使っています。
まるで収穫祭みたいに、年に一度しかないオープン・スタジオなので、今年の秋までは新作に出会えないのですが、今から楽しみにしているイベントです。
そろそろ晩冬のファーマーズ・マーケットも終わりです。
もう少し暖かくなって、またラディッシュが買えるようになったら、この可愛いぬか漬けを作ることにします。