ビールでピクルス
カリフォルニアへの旅で見つけた、面白そうなピクルス。
それは「ハフヴァイツェン」という、無濾過のビールで作られた「ビール・ピクルス」でした。
実は愛飲しているビールが無濾過のものなので、自分で作れるんじゃないかと思って、その商品のラベルの写真を撮って帰りました。
その写真を見れば、原材料がわかるからです。
その後、いよいよピクリング・キューカンバー(ピクルス用の小さくて硬めのきゅうり)がマーケットに出る時期になり、ネットで作り方を調べてみたところ、予想外にレシピがいっぱい。
その中で、一番シンプルで発酵のプロセスをしっかりやるものを選んで、作ることにしました。
実は、ビールはそのままピクルス液にするのではなくて加熱して作るので、酵素は死んでしまいます。
が、やわらかい加熱なので風味は生きています。
そして、酵素の亡きがらはきっと、発酵のプロセスを助けることになるのでしょう。
手持ちだったディルも入れて、風味づけして。
ピクルス液を中身がかぶるくらいしっかり入れて蓋を軽くのせたら、常温で数日、発酵させます。
瓶をゆらしたときに、ぷくぷくっと動く泡が出るまで、5日は待ったでしょうか。
ピクルス液から自然な酸味の香りがしてきたところで、冷蔵庫でじっくりと熟成させることにしました。
たぶん、そろそろ食べごろだと思います。
トマトソースに続く、夏のお土産。
これはやっぱり、ビールと一緒に楽しみたいです。