No.19 番外篇その2:カナダのトロントに行ってきました

今回は番外篇として、カナダのトロントに行ってきた時の写真や雑談をシェアしますね。

大陸を横断するように国境が接しているアメリカの北側の州の住人にとって、カナダはたぶん「いちばん近い外国」ではないかと思います。

飛行機だけではなく、マンハッタン(ペン・ステーション)から直接カナダに入国する電車もありますし、陸路で入ることもできます。
とはいえ、国境のどこからでも入れるかというとそんなことはなく、空港以外の入国ポイントはいくつかに限られています。

その中のひとつが、オンタリオ湖をはさんでアメリカと接している、オンタリオ州のフォート・エリーです。

あの有名なナイアガラの滝から少し南に下ったところで、入国ポイントから1時間くらい車で行くと、カナダでも有数の著名な大都市・トロントがあります。

わたしは友人がトロント郊外に住んでいるので、かの女を訪ねてきた次第です。

カナダは人口密度がかなり低いのですが、そのせいかおおらかで優しい人が多い印象ですね。

また、大都市トロントだから…というのもありますが、ヘルスコンシャスな人の割合がとても多いと感じました。
肥満率NYに比べて低いようで、街なかで太った人をさほど見かけません。

今はトロントの北側にとてもたくさんの人が住みつくようになっていて、たくさんの新しい家やコンドミニアムが作られています。
移民もたくさん受け入れているとも聞きました。

わたしが友人を訪ねた街は、ほぼ白人系の住人でしめられており、東欧やイタリア系が多いそうです。

まず連れて行ってもらったのは、NYでもなかなかないと思われる「大型の東欧系スーパー」でした。

しかしながら、何故か韓国系の商品が置いてあったり、惣菜コーナーでキムチが売っていたりと、不思議なミックス具合。
資本に韓国系が入っているのかもしれません。

オンタリオ州では、州内で収穫された農作物にオリジナルのマークをつけ、ハッキリとわかるようにしています。高速道路沿いには「オンタリオ州産」をPRする大きなビルボードもありました。

かなりの量をまとめ売りしているこのきゅうりは、ピクルス用。
東欧系の食事には欠かせないものですね。

持ち手にカナダのメイプルリーフがあしらってあり、箱にもオンタリオの名前が入っています。

そのきゅうりの隣には、ピクルスの香りづけに使うフェンネルの花が大きな束で売っていました。

このきゅうりが載っている台の黒い幕にあるグリーンのマーク、これが「オンタリオ州産をあらわすロゴ」です。

こちらはジャム用に大量売りしているサワーチェリーといちじく。
こちらの台をおおう幕にも「オンタリオ産ロゴ」がついているのを見ていただけます。

他の野菜にも、オンタリオ産がたくさん用意されていました。

こちらは乾物系を量り売りしてくれるお店。
粉物、ナッツ、クーベルチュールチョコなどの材料系から、グミやクッキーなどの製品系まで…たくさんのものが好きな量で買えます。

とにかくこの、商品が入っている容器が大きくてビックリです。
たぶん下までギッチリと入ってはいないでしょうけど、この容器が店中を埋め尽くしているさまは、圧巻です!

こちらはスーパーフードとして有名なキヌアとチアシード。
ちょっとした湯船くらいある容器に入ってます!!

広い敷地を使っていることもあって、品揃えが豊かでした。

NYでもなかなか見かけないスーパーフード系をはじめとして珍しいものがかなりあって、わたしは大興奮で買い物をしてしまいました(笑)

ナッツ・バターのコーナーには、ナッツ系だけではなく、ひまわりの種(サンフラワーシード)やかぼちゃの種のバターもありました。

Whole Foodsなどのナチュラル系のお店でのナッツ・バターの量り売りはよく見ますが、シード系のバターを売っているのは初めて見ました。

こちらがわたしの戦利品。

野菜の色素を使った3色のクスクス黄大豆の打豆カニワ(まだマイナーですが、スーパーフードのひとつ)、カシャ(ポーランド語で「蕎麦」、炒って香りと色を出したもの)、スペルト小麦の押し麦かぼちゃの種のバターオーガニック・ココナッツの発酵調味料…です。

何を作ろうかと今から楽しみです!!

このお店でも製品系を買う人はあまりおらず、粉、スーパーフード系、豆類などの「材料」を買っている人が多かったです。

スーパーの買い物客のカートの中も「料理をする人」の買い方がほとんど。
野菜をはじめとする「原材料」が入っていました。

無添加のものを探すのが相当に難しい加工肉(ハム、ソーセージ類)でも、普通のスーパーで「無添加&自然な材料だけでできているオーガニックの製品」が見つかります

見わたすとほとんどの商品に対してナチュラル系のものが置いてあり、添加物やケミカルありの製品とどちらも選べるようになっています。

買う側のニーズがなければ品物は置いていないはずで、このことと、そしてゴミの分別がかなり厳しくされていることから「トロント近郊のカナダ人は、ヘルスコンシャス&ナチュラル志向が強いのだな」と感じました。

友人の意見も同じでしたが、「トロントは大都市なので、そのせいもあるのではないか」…とのこと。

確かに、ナチュラル志向の製品やサービスを利用しやすい都会だから…という理由はあるかもしれないですね。

そのあたりはNY、特にマンハッタンを中心とした諸地域の事情と同じ感じです。

さて、カナダのお店で驚いたのは、牛乳の売り方

アメリカならガロンのプラスチック容器に入っている「大容量の牛乳」が、なんと「ビニール袋」に入った状態で売っているのです。

このビニール袋を収めて注いだり保存したりする、専用のプラ容器も売っているんだとか!!!

こちらは、ナチュラル系スーパーの「ヤギ乳」です。

脂肪球が小さいために消化吸収がよくて胃腸に負担がかからないこと、牛乳とは違うタンパク質で組成されているために牛乳アレルギーの人でも飲める可能性が高い…などの理由で、ナチュラル志向の人には人気があります。

アメリカでは数える程度しか見かけませんが、カナダでは脂肪分をとったものやオーガニックまで、たくさんの種類で売っていました。

そしてもちろん「ビニール袋」入りも!

こちらは冷凍の果物&野菜類。
アメリカ産のものなのですが、カナダへの輸出仕様になっているのでパッケージが「二言語併記」になっています。

ご存知の通り、カナダは英仏両方が母国語として使われる国です。
このパッケージの「二言語併記」は法律で決まっているのだそうで、あらゆる製品において、英語とフランス語の両方が表示されています。

「Organic」はフランス語だと「Bio」です。

ちなみにトロントは英語圏です。

アメリカの影響がかなり強いと言われている地域で、確かにモールや街なかで見かけるブランドにもアメリカのものが多く、お店の構造などもかなり似ています。
そのため、アメリカから行ってもあまり異国感はありません。

時々、マンハッタン近郊でもオンタリオ・ナンバーの車を見かけますが、オンタリオ人から見ても、アメリカ東海岸は「気軽に行ける外国」なのかもしれないですね。

今回の記事の冒頭の写真は、カナダの無印良品で見かけた「カナダ版トートバッグ」です。

「国を象徴する動物」であるビーバー、ファースト・ネイション(カナダの先住民)のトーテムポール、そしてアイスホッケーのスティック&パック

この中ではビーバーが一番の人気でしたが、カナダ人はとにかくビーバー好きだからでしょう。

洋服などのブランドのロゴなどはもちろん、空港や政府の建物にもレリーフや彫像があるのだそうです。

「まじめに働く動物だから」という理由で愛されているそうですよ。

今回は上手く日程が合いませんでしたが、ファーマーズ・マーケットや様々な製品(メイプルシロップや調味料など)の作り手が直接に販売をやるマーケットなどもあるそうなので、次回はそれを狙ってみたいと思ってます!