Posts

帰国するときは、最後のランチで必ず立ち寄るお店があります。

でも、今回の帰国ではお店側のお休みと合わなくて、お店にはいけませんでした。
帰国日の夜から営業、というギリギリで間に合わなかったのがなんとも悔しい!!

でも、いつも懇意にしていただいている大将にものすごいワガママをきいていただき、空港へ向かう電車のなかでいただくおべんとうと、いつもお願いしている持ち帰りの巻き寿司を用意していただきました。

持ち帰りの巻き寿司は、預け入れ荷物の中に保冷剤と一緒に入れて、帰国したらいただくのです。

時間はもうお昼をかなり回ってます。
乗り込んだ成田エクスプレスでおべんとうを広げることにしました。

「おべんとう」という感じから、勝手にお稲荷さんと巻き寿司のようなものを予想していたのですが、見事に裏切られました!

わたしの膝の上に出てきたそれは、立派な握りの折り詰めべんとうだったのです。
しかも、光り物と貝類が大好きなわたしたちの好みをしっかりと反映させてくださった、特製です。

巻物はわたしが大好きで、必ず最後にお願いするかっぱ巻。
そして、よ〜く見たら、白魚の軍艦まで!!

こんなに美しい折り詰めは、初めていただきました。

お味はもちろん申し分なし。
大将の前でカウンターに座っていただく気分で、丁寧に味わいました。

連休後の仕込みで大忙しの中、こんな心づくしをいただけたこと、絶対に忘れられないです。
心から感謝するとともに、海の向こうからでも熱烈に応援します!!

しかもこのおべんとう、一緒にお店に行った友人がわたしたちの知らぬ間に支払って、ごちそうしてくれたのです。
本当にありがとう、今度はこっちの番だからね!!

大好きな「ほどがや千成鮨」さん。
しばらくのお別れになりますが…また帰国したら、たっぷり楽しみに行きます。
それまでどうか、お元気で!

日本に滞在する時間は、思ったよりずっと短いです。

帰国前には「数週間だもの、たっぷり時間はある」なんて思っているのですが、実際はあっという間。
会いたかったひと、やりたかったこと、買いたかったもの、観たかったもの…どれも「究極の選択」くらいに絞らないと、時間が本当に足りません。

食べるものはなおさらです。
1日1回のメインの他は、おつまみのようなものしか入らないので、選ぶときは真剣そのものです!

そんなわたしと支配人が、ちょっと無理やりに時間を作って食べに行くのがこのラーメン。
「九州じゃんがららあめん」の「こぼんしゃん」です。

その昔、まだ日本にいたころに支配人とよく食べに行った「なつかしの味」。
そのころはふたりとも若さにまかせて仕事をこなして、ストレス満載&ボロボロになってました。

今ほどラーメンはブームではなかったけど、遅くまでやっていて、ストレス発散になる「ガツンとした美味しいもの」を食べられるお店があるのは、ありがたかったです。

普段は糖質制限が〜、グルテンが〜、と言っているわたしと支配人も、これを食べるときはチートします。

とはいえ「全部入り」はさすがにもう無理なので、わたしはいつも「角肉のせ・ネギまし・明太子ごはん(ごはん少なめ)」。

本当は麺も少なめにしたいのですがオーダーを受けてもらえないので、「替え玉をしたいけど、全部は無理」という支配人に、麺を最初に1/3、譲ります。

わたしは角肉をおかずにしたり、スープにごはんをひたしたりしたいので、ごはんは必須。
支配人に麺を譲ることで、スープは少し残してしまうものの、なんとか完食できます。

お腹はパンパンになりますが、こうしてなつかしの「ガツン」を味わうのが、帰国時の楽しみです。

再び、キッチンをお借りしてのシンプル料理。

前日にごちそうしていただいた手作りの美味しい焼き餃子の食べ残しと、先日のイベントの作業で出た「豚肉のゆで汁」を合体させて、餃子スープを作りました。

ゆで汁のゴミをこして、お醤油と塩で味を整えたら、餃子をゆっくりと温めてあげるだけ。
餃子の皮がくったりして、いい感じの香りがしてきたら火を止めます。

薬味をのせて、風味付けにラー油をちょっとたらしたら、それでおしまい。

家の残り物で誰でもやっていそうなこれこそが「気抜けごはん」という感じで好ましいです。
ちょっと寒い日だったので、すごく嬉しい一品でした。

お夕飯ですが、わたしは食べるとしても、いつもこのくらいの量です(食べない日もあります)。

キッチンの本当の主は、この日は外食でお出かけ。
なので、支配人とふたりでこの「お勝手スープ」をいただきました。

時々、餃子の皮が脱げてしまったりもするけど、それもまた楽しいです。

焼き餃子もゆで汁もなくなって、冷蔵庫の棚もスッキリ。
お腹がちょっとおちついたら、晩酌にビールをいただくことにします。

旅先でお台所を借りられるのは、幸せです。

短期の旅の間はお台所がないのでなんらかの形で外食になるうえ、会う人から歓待を受けたり、友だちと呑みに出たりして、ごちそうも続きがち。

「日本ならではのごちそう」はすごく嬉しいけれど、毎日では身体が疲れます。

そんなときにいただきたいのは、やっぱり家庭料理。
いわゆる「日常食」です。

この日は、お台所をお借りできたうえ「好きなものを使ってね」という持ち主のお言葉に甘えて、シンプルなごはんを作りました。

シンプルではあるんですが、実は好きなものばかりを並べてある「お勝手ごはん」なんです!

いわしのみりん干しは、わたしの母のお手製。
しらす干しとしゃぶしゃぶスライスのお肉は、自分で食べたくて買ってきました。お肉に添えたのは、イベントで使った残りのかぼすです。

そこに、冷蔵庫の野菜を拝借して薬味とお味噌汁の具にしました。
お味噌汁は、ネギの余ったところと白菜の外葉です。

炊きたてのごはんでいただくシンプルなごはんは、身体にも心にも優しくて、とってもありがたかったです。

「日常食」の大切さとありがたみを、改めて感じました。

「初女さんのおむすび」に、色とりどりのおかず。

自家製味噌の香りがぷ〜んとただよう、できたてのお味噌汁もついた、素敵なおべんとう。
作ってくれたのは「理恵姉ちゃん」こと、青木理恵さん

もう長いことお世話になっていて、最初は「理恵さん」とお呼びしていたのですが、そのうち「理恵姉ちゃん」になってしまいました。

国際コーチング連盟の最高峰資格者・MCCとして、日々たくさんの方とのコーチング・セッションと独自のメソッド「りえずむ塾」の運営に勤しむ姉ちゃんは、超多忙。
それなのに一日中ずっと笑顔でたくさんの用事をこなし、自分の楽しみも忘れないという、素敵な女性なのです。

この日も、仕事の前に朝早くからおべんとうの準備をしてくれていました。
ゆったりと音楽をかけながら手際よくお料理する姿は、とっても暖かくて素敵です。

わたしと支配人は翌日のイベントのための仕入れで出かけたのですが、戻ってきた時にはもう、きれいに盛り付けられた多彩なおかずができあがっていました。
理恵姉ちゃんはわたしたちが出かけている間、自分の仕事もしていたのに!!

そして、姉ちゃんがお味噌汁を仕上げながらおむすびを作るのを手伝ったら、あっという間におべんとうが完成!!!

その手際の良さたるや、数十年の海外生活と子育てで磨かれたスキルそのものです。
何事もゆっくりのんびりになってしまうわたしとは大違い!

どれも丁寧に優しく作られていて、滋養たっぷりのお味。
しかも、少食のわたしと支配人には小さめのおむすびを作ってくれる、その心配り。

「何も特別なものはないのよ〜」と言う姉ちゃんですが…。
これだけ手をかけてもらった食事はどう考えたって特別だし、とってもありがたいです。

理恵姉ちゃんにはいつもこうして、気づきのある心配りやおもてなしというものを見せていただいています。

気持ちがスッと新たになる、気合の入るおべんとうでした!
ごちそうさまでした!!

「ぽんころ」とは「うなぎ2枚」の意味だそうです。

実家に戻ると、母と食べに行くのはいつもうなぎです。
そもそも海辺育ちなのに、子どもの頃から魚アレルギーだった母が食べられる魚介はかなり限られているのですが、うなぎは大好物。

関東風のうなぎは柔らかいので、高齢で歯が悪くても食べやすいようです。

ちょっといいお店に入り、母はお茶を、わたしはビールをいただきながら焼き上がりを待ちます。
「ぽんころ」は2枚、「さんぞろ」は3枚、ということで、少食のわたしたちはいつも「ぽんころ」です。

お重もいいのですが、そこのお店では「お重セット」として副菜がいろいろとついてくるので、わたしたちにはちょっと量が多すぎなのです。

それに、母娘の気取らない贅沢には、うな丼くらいが似合ってる気もします。

焼き上がりを待つ間は、おしゃべりの時間。
いろんなことをざっくばらんに話しますが、母がよく口にするようになったのは、昔のこと。

でも、知らなかった母の過去や親族のエピソードが聞けたりして、それはそれで面白いです。

あと何回、差し向かいでうな丼を食べられるかはわかりませんが、帰国したら必ず、この貴重な時間を作ろうと思うのです。

親子丼は、子どもの頃からの大好物です。

お蕎麦屋さんでよく頼んだのを思い出します。
去年、西海岸でいただいた、友人おすすめの親子丼は、めっちゃ美味しかった!

この日は日本、関西におりました。

昼間は支配人と別行動をしてましたので、支配人の予定が終わるのを待って入場券で新大阪駅の構内に入り、フードコート「大阪のれんめぐり」で待ち合わせ。

ヘトヘトに疲れている支配人を、実はこの日、体調不良だったわたしもヘロヘロで出迎えました。

なぜにフードコートかといいますと、もう遠くへ行くのも、並んでどこかに入るのも、長い時間をかけて食事をするのもしんどかったので、お互いに好きな「関西めし」を少しずついただくことにしたからです。

わたしはお出汁が恋しくて、「今井」を選びました。

前日に某所のきつねうどんで大失敗していたので、きつねうどんも考えたのですが…疲れているせいか、子どもの頃からの大好物に目が行ってしまいましたw

支配人は確か、たこ焼きと串カツという「粉&ソースもの」2連発で元気注入に勤しんでいたと思います。
ビールをぐいっと飲みながら、それぞれを半分ずつにしていただきました。

「今井」の親子丼はお出汁がきいていて、好きな味。
そこへ真ん中にある玉子の黄身のコクが合わさると、美味しいだけじゃなくてトロリの食感が加わって楽しい!!

疲れていてもスルスルっと入ったので、ベストの選択だったと思います。

たこ焼きと串カツも美味しかったけど、この親子丼の記憶はまだかなりリアルです!

日本滞在中。支配人とは別行動の日でした。

朝起きて「何を食べようかな」などと考えながらSNSを見ていたら、自分のポストに友人から「今日は節分だよね?恵方巻は食べないの?」というコメントがついていました。

ああ、そうか、今日は節分だったか〜〜〜。
…と思いつつ、支配人を見送り、自分は予定していた用事をこなしに行きました。

でも、どうやら身体が思ったよりも疲れていて、10個くらいリストしていた用事のふたつくらいしかこなせそうにありません。

食事も本当は、レストランで「調べに調べぬいた」ランチをいただこうと思っていたのですが、どうにも身体が動かない。

これはもう、宿泊先に戻って休まないと、この先の日程がこなせない…と思った矢先、ふたつめの用事を済ませた先に、お寿司屋さんの持ち帰り専門のお店がありました。

恵方巻…はいいのですが、一本まるごとの太巻きは、わたしには荷が重いのです。
なにかいいものはないかな…と思って品物を見ていたら、半分の恵方巻がありました。

これならわたしでも大丈夫そうです。
お寿司屋さんのものなので、具材もなかなかです。

それがこの写真の恵方巻。

なかばフラフラでそれを買って宿泊先に帰り、カップのしじみ汁と一緒にいただきました。
でもちゃーんと、コンパスで恵方を割り出して、無言で幸せを妄想しながらいただいたのは言うまでもなく。

その後は大爆睡でしたw

自分でも全く予想していなかった節分のごはん、美味しかったです。

「サイゼリヤ」、お好きですか?…わたしは大好きです!

わたしが育ったところにはあまりお店がなかったのですが(今はそれなりにあるようです)、実家を出て引っ越した先が、サイゼリヤの県だったのでした。

なので、サイゼリヤの味はその当時の思い出の味。
日本に帰国すると、必ず時間を作って食べに行くお店のひとつです。

食べ物のことを仕事で扱うようになってから、サイゼリヤのことをいろいろな角度から調べて知り、よりいっそう好きになりました。

わたしが大好きなメニューは、写真にある「ミラノ風ドリア」。
昔はミネストローネをベースにごはんを炊いて玉子を落とした「ミラノ風リゾット(鉄鍋に入ってました)」もあったように記憶してるんですが…今はないですね。

巷でよく言われているように、確かに以前に比べると「量が減った」と思いますが、このお値段ではなんの文句もありません!

むしろ、あまり量が食べられないわたしには丁度いいサイズです。

というわけで、今回の帰国でもしっかり「サイゼ呑み」してきました!

ちょっと冷やしてあるハウスワインの赤が軽めで、すごくサイゼごはんに合います。
今回はデカンタで2回頼みましたが、マグナムを頼んでも呑み残したら持ち帰らせてもらえる…という太っ腹ぶりがまた大好きです。

今回は事後に予定があったので、デカンタのおかわりでおとなしくwww

量少なめの美味しいものが多いので、何度もお給仕していただく店員さんに申し訳ないと思いつつ、色々とおかわりしてきました。

美味しかった〜〜〜!
そして「このお値段で本当にいいの??」とやっぱりビックリ!!

大好き「サイゼ呑み」!
わたしをサイゼに誘ったら、まず断らないですよw

では、このあとしばらく、少し前に日本に帰国したときの話が続きます。

日本にも本格イタリアンやフレンチがあるように、アメリカにももちろん、和食があります。

料理人も最近は日本人にとどまらず、いろんな国の方がいます。
お料理はかなり和食なものから、日本人からすると「そうくるか?」なものまで、いろいろ。

「そうくるか?」なものは純和食派に不評だったりもしますが、日本にも和食と他の国のお料理のフュージョンだってあるし、わたしは単純に「好きか嫌いか」でいいかな、と思ってます。

なので、わたしの場合「ガイジン寿司」というのは、「美味しいお寿司」を出してくれる日本人以外の職人さんにありがたみを込めて使う表現です。

ご存知の通りアメリカではもう、お寿司はもうメジャーどころ。

質を問わなければ普通のスーパーマーケットでも手に入るし、街に行けば「スシバー」もあります。
他のアジア料理と同居していることも多いですが。

わたしの住んでいる街には日本人経営のお寿司屋さんは1軒だけ。
それもどちらかというと「お寿司が出る居酒屋」なので、行ったことはありません。

でも、最近わたしが気に入っている「ガイジン寿司」は、ちょっとおもしろいのです。

オーナーシェフはアメリカ人なのですが、和食に惚れ込んで「寿司シェフ」になったという経歴の持ち主。
そして、和食の中でも「お好み焼き」が大好きなんだそうです。

なので、お寿司屋さんだけど、メニューに「シェフ・オリジナルのお好み焼き」があります。

お寿司はネタの一部を日本から取り寄せて握るのですが、素材の扱い方と組み合わせが面白い!
基本、ネタの上に何かガルニッシュ、という形のお寿司です。

例えば…シダーでスモークした銀鱈の上に「ビーツの細切りとホースラディッシュをおろしたもの」をのせたり、カンパチに「バジルとトマトジャム」をのせたり。

言葉にすると「ぇつ?」ってなるような組み合わせなのですが、これが意外や意外、口が楽しいのです。
確かに変わってるんですが、決して和食から離れすぎず「お寿司」になってる感じ。

お値段はやや高め、ディナーの「おまかせ」は4席しかない…という営業形態なのに、人気が出て開店後2年もたたないうちに支店がオープンしたのには驚きました。

やっぱり、みんな「美味しいお寿司」が好きなんですよ!

元・消防署を改造した店内は、煉瓦の壁と高い天井がおしゃれな空間。

実はここ、以前はお気に入りのカフェがあったところなのです。そのカフェが撤退後、なにが入るのかと思ったらお寿司屋さん!!これには驚きました。

わたしはお昼ごはんが一番重いので、ここへは昼間に来ることが多いです。
「お寿司欲」が高まったとき、大満足とまではいかなくても「お寿司を食べた」という気持ちになれるから!

きっちり仕事がしてある握りもいいけど、リーズナブルに食べたいときはちらし寿司です。

寿司飯の温度と柔らかさもいいし、お刺身の臭みもないし、舌触りも上々。
単純に美味しいです。

きちんと出汁をひいたお味噌汁と一緒にいただくと「お寿司欲」がなだめられるんです〜。
と言いつつ、ビールもしっかり頼んじゃうんですがw

愛する「ガイジン寿司」、いずれはディナーで行きたいと思ってます。