チキンレバーのペーストを作りました。

きのこ4種(エリンギ、しいたけ、ひらたけ、舞茸)のマリネと一緒に、極薄に切ってトーストしたパンと合わせて。
そのまま食べてもいいし、パンにのせてカナッペ風にしても。

そろそろ暑くなってきたこの時期の晩酌は、キリッと冷えた白ワインです。

このレバーペースト、見た目ではわかりませんが、セロリに玉ねぎに人参ににんにくに…と、実は野菜たっぷりです。

くさみもなくあっさりしているので、「多いかな?」と思う量を作っても、いつの間にか食べてしまいます。

煮込んだレバーと野菜をミキサーでペースト状にする際、バターと生クリームを一緒に撹拌します。
この段階ではまだゆるゆるのものを冷蔵庫で半日ほどしっかり冷やすと、その脂がかたまって柔らかいバターのようなペーストになって、パンにもぬれるようになります。

「まるでアイスクリームみたい」
…とは支配人の談w

確かに「大人のアイスクリーム」かもね。

この夏、いなわら亭が夢中なのが「ジョナ・クラブ」。

「クラブ」と言っても、遊ぶところじゃなくって「蟹」です。

いつものロードアイランド州の漁師さんが持ってきてくれる、地元産の蟹。
丁寧にむき身にしてあって、その手間のせいか多少お高いのですが、これが甘くてみずみずしくて美味しい!のです。

わが家の食べる量だと、たっぷり使っても半パウンド(200ちょっと)で2回は食べるし、むき身だからすぐに使えるので、それを考えたらお値段的には文句なしです。

今日は、その蟹をカニサラダにしました。
マーケットで手に入れた小ぶりのトマトとディルをたっぷり。新玉ねぎのみじん切りも入ってます。

これで白ワインをさっぱりといただけば、夏の夜の重たい蒸し暑さも軽快に過ごせます。

蟹の身には「プイイ・フュメ」が合う…とソムリエに教えてもらったので(確かに合います!)、わざわざ探しに出かけたのですが、どうしてもこの日は見つからず、ソーヴィニョン・ブランで。

それでもさっぱりした飲み口は、カニサラダにはよく合いました。
う〜〜〜ん、至福!!!!

こうなったら、今度はぜひとも「プイイ・フュメ」をお供にすべく、売っているところを探さなくちゃ!!

お腹も良くなったとはいえ、いつもよりも少しだけ気をつけてごはんを食べています。

やっぱり発酵食品を意識してとらないと…というわけで、今日の「ちいさなおそば」は、納豆入りです。
めんつゆが冷たいので、麺は冷やさずに、釜あげで。

実は、今日はお蕎麦ではなくてうどんなのですが…。色はきれいな緑。
これ、茶そばならぬ「茶うどん」なんです。

6月にカリフォルニアに行ったとき、立ち寄った日系スーパーで見つけて買ってきたもの。
夏は抹茶の季節…ということらしく、店内にはお茶系のお菓子やドリンクがいっぱいありましたが、わたしが心惹かれたのは、このうどんでしたw

茶そばの中には茹でると色があせてしまうものもありますが、このうどんは添加物もないのに、かなり色が残りました。お茶の香りはまあまあ、します。

納豆のほかは、海苔、刻んだ紫蘇が薬味です。

麺も納豆もよくよく噛んで、お腹ケアをしました。
食後はサプリメントとして買ってあるビール酵母を飲めば、完璧です!

あ、もちろん、生のビール酵母もいただきますよ!!w

患って一週間ほどでようやく大腸炎も治り、普通食に戻りました。

この日のお昼は、塩焼きそばでサラッと済ませたせいか、お夕飯の時間になって、珍しくお腹がペコペコ。

昼間、ちょっと重めの作業をしたせいもあったかもしれませんが、とにかくパワフルなものを食べたい!
それをツマミに、ビールをカーっと飲んでスッキリしたい!!

そんなわけで、早めに食べきりたかった鶏もも肉を使って炒めもの。
宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)です。

いわゆる「鶏肉とカシューナッツの炒めもの」ですが、このお料理のナッツはカシューナッツに限らず、何でもいいんだそうです。
わが家もこの日はカシューナッツを切らしていたので、クルミで作りました。

唐辛子も多めに入れて、クルミに塩味がない分、味付けもやや強めです。

クルミをつかったせいか、どうも彩りに欠ける見た目になってしまいましたが、お味は上々。
「パワフルなものを食べたい」という気分にはぴったりでした。

わたしの宮保鶏丁のレシピは、四川飯店の陳建一さんの著作のものです。
この日は鶏もも肉もプリッと炒めることができて、とっても嬉しかった〜〜!!

支配人とふたり、「パワフルおつまみ」で乾杯しました。

まだまだ大腸炎です。

緊急時以外は薬を使わないことにしているので、自然治癒にまかせています。
家にこもって身体を温めつつ、よく休んで…。

とまあ、そんな状態では、食事も病人食です。
空腹は感じますが、お腹が痛いのと壊れてるのとで、食べるメニューはやっぱり決まってきます。

この日は、消化に良くてタンパク質もとれる温泉玉子(半熟玉子よりも消化が良いそうです)と、少し前に作って冷蔵庫に保存していた、蕗としらすの炊き込みごはんを使ったおじや、そして梅干し。

ちびちびと食べていたら、子どもの頃を思い出しました。

わたしは昔からお腹が弱かったので、よくお粥やおじやの世話になっていました。
わたしがちょっと元気がなくなったり、具合が悪くなると、母は残ったお味噌汁にごはんを入れて「猫まんま」を作ってくれたものでした。

出来上がったそれを、母は小鉢に少しだけよそって食べさせてくれます。
お玉の半分くらいの量で、パクパクいくなら、3口くらいの量です。

その小鉢の底には可愛い野菜の絵があって、食べきるとそれが見えます。
絵は何種類かあって、どれが当たるかは食べきらないとわからないのです。その仕掛けで、絵が好きなわたしができるだけたくさん食べるよう、考えてくれたのでしょう。

母は自宅で仕事をしていたにもかかわらず、わたしが少しのおじやを食べきると、おかわりを都度、よそってくれました。

この少しずつの量を不思議に思ったわたしが「どうして少しずつなの?」と訊いたら、母は「あんたは『猫わけ』だから」と返してきました。
「猫わけ」には諸説あるようですが、母の場合「猫がごはんを必ず少し残して気が向いたらまた食べるように、気が向いたときに少しずつ食べる」ことを意味していたようです。

実際そのとおりで、わたしは一食でたくさんの量を食べられません。
普通の人の半分〜7割くらいの量でいっぱいになってしまいますが、後でお腹がすいてまたつまむ、という感じです。

久しぶりのおじやを食べながら、子どもの頃を思い返しました。

口腔手術を受けた支配人に合わせるように、急性大腸炎になってしまいました。

傷口があるので、スープや柔らかいものしか食べられない支配人と、お腹の調子が悪くて消化に良いものしかたべられないわたし。
ポタージュやおかゆで過ごしていたけど、口から下は元気な支配人には、もうちょっと何か食べさせてあげたい。

そこでふと思いついたのが「茶碗蒸し」。
玉子と出汁でできたあたたかいもの…これなら、わたしもお相伴できるではないですか。

ファーマーズ・マーケットで買った新鮮な玉子と丁寧にとった出汁だから、何も具を入れなくても美味しいでしょうけど、何かほしいな〜…ということで、しいたけのスライス。

鶏肉も百合根もぎんなんも海老も入ってないけど、この「しいたけだけの茶碗蒸し」、とっても美味しかったです。

適当な容器がなくて、オールド・パイレックスのマグカップで作ってしまったけど…。
これはまあ、これでいいですねwww

支配人とふたり、熱々をゆっくりといただきました。

出汁のお味がじんわりとお腹にしみて、その日はゆっくり眠れましたよ。

夜に小腹がすいたときにいただく、小さく作ったお蕎麦。

かけ汁の残りが冷蔵庫にとってあるときはそれをあたためて、そうでないときには、ちょっと手を抜いて自家製めんつゆを少し薄めて、茹でたてのお蕎麦にかけていただきます。

時々、氷水でしっかり締めて「もり蕎麦」にしたりもするけど、夜はなんとなく、季節を問わずに温かいお蕎麦にしていることが多いかも。

麺の量は乾麺で25g〜30g。
一人前の1/4〜1/3くらいです。

この日は、作りおきの温泉玉子を入れました。それと削り昆布。

別の日には、市販の天かすととろろ昆布。
腎精チャージのために、できるだけ海藻をとるようにしているので、こういうときは必ず入れます!

どんなときにも、忘れないのはネギです。
実は結構な薬味好きなので、ネギだけはいつもたっぷり入れちゃうのでした。

お蕎麦ではなくておうどんのときもあるけれど、細めの麺は茹で上がりが早くてもたれないこともあって、なんとなくいつもお蕎麦を選んじゃいます。
ま、単に「お蕎麦が好き」っていう理由ですけどねw

所用で、オハイオ州に行っていました。

ひとりで行ったので、飛行機を使っての旅行です。
とはいえ、目的地への直行便がなかったので、乗り継いですごい遠回りをしました。

いよいよ帰宅するその日、空港で飲んだのが、この地元のクラフトビール。
クリーブランドのブリュワリーのものです。

わたしはクラフトビールが大好きで、旅先では必ず、地元のビールを飲んできます。

カナダに旅行したときももちろん!
オンタリオ州のクラフトビールをたっぷり、飲んできました!

「ごはんじゃないじゃない」って、いや、これもわたしには立派な「ごはん」なんです。
しかも「朝ごはん」!!

お昼前の便に乗ったのですが、このときしかこのビールを飲む機会がなかったもので、朝の10時すぎにポツーンとひとり、バーに座って飲みましたwww

実はセキュリティをこえたゲート付近にも、このブリュワリーが出店しているバーがあって…。
そこで違う種類のものをもう一杯やっちゃったのは、まあ、ご愛嬌ってことでwww

おかげさまで、飛行機ではよ〜〜〜く眠れました!

大好きなアスパラガス!!!マーケットで見つけたら必ず買います!

まずはじっくりとオイルで焼いて、温泉玉子をのせて、ビスマルク風。

その次は、シンプルに湯がいてマヨネーズで。

何をしても美味しい旬のアスパラガスは、できるだけ自然栽培のものを選ぶようにしています。
お店では一年中いつでも買えるけれど、マーケットで買う旬のものが大好きです。

太い部分はピーラーで削るか、場合によっては切り落として、茹でるときやスープの出汁に。この太い部分をどう下ごしらえするかは、アスパラに訊いて決めます。

パスタの具にもしたし、スープにもしたし、ベーコンと一緒に炒めておつまみにもしたし…。
今年は美容食研究家・杉本佳子先生のお料理からアイディアをいただき、細いものをスライスして、生でサラダに入れていただいてみたのですが…これも全く違和感なしで美味しかった〜!

今季の最後は、わたしがメインで使っているマーケットの初日に出会った、紫のアスパラガスでした。
太さも長さもまちまちの、自然に生えているものです。

どうやって食べようかとひとしきり悩んだのですが、最後は正統派に、バターでソテーしてビスマルク風。

玉子の黄身のとろけるお味が、アスパラのじゃっくりした食感や風味とよく合います。
途中でペコリーノ・ロマーノを削ったものを足して、味変してみたりもして。

もうたぶん、今年は出会えないと思うけれど…。
まら来年!!!今年もありがとう。

ブルックリンの、大好きなピザ屋さんで、遅めのランチ…というか早めのディナーというか。

いつもは具材が決まっている「メニュー」から選ぶのだけど、今日はベーシックなマルゲリータにトッピングをしてみることにしました。
「お好み」オーダーってやつですね。

とは言っても、普通のマルゲリータにオリーブをのせただけ。
でも、これが意外にヒットでした!

オリーブは種抜きのものを手でくずしただけ。
ラフな断面が楽しい歯ざわりになって、塩気も相まってかなりいい感じ!

ここのピザクラストは、シン・クラストより少し厚めの、ややパンっぽい感じのものです。
大きさは程よい感じで、いわゆる「パーソナルピザ」のサイズ。


生地をしっかりと発酵させてあるので、ふわっとしつつも重たい感じはなく、香ばしい風味があります。
耳の部分もモチモチに焼けていて、お腹が空いているときはここも食べちゃいます。

聞いたところによると、イタリア人はよっぽどお腹が空いているとき以外は、耳を食べないんだそう。
わたしはひとまず耳を残しておいて、お腹に余裕があったら、ビールを呑みながら耳をもう一度食べる…ということをしたりしますw

これがいいツマミなのですよ!

このお店はマーケットから仕入れた野菜で作るサラダが綺麗なので、いつか頼もう…と思いつつ、毎回ピザでお腹いっぱいになってしまうのでした…。