材料がなかなか手に入りにくいけれど、手に入ったときには作る「コツコツ」。

それはなにかというと、タイは東北部の名物料理「ソムタム」。
今はタイのどこででも食べられるそうだけど、もともとはイサーン(東北部)のお料理。

イサーン料理というからには、本来は激辛!
タイ人でも、辛いものが得意でない人は本場の辛さのものは食べられないそうです。
作る時にバッサバッサと唐辛子が入るそうで、自分の好みにするには、オーダーの時に唐辛子の本数を指定するのがいいみたいです。

アメリカでも日本でも知っているひとが多いこの一品、今やタイ料理の代表っぽくもなってますね。

大きなマンゴーの樹でできた臼(クロック)と突き棒(サーク)で作るのが本式ですが、実はこのマンゴーの樹の臼、すっごく高価なものなんです。臼の大きさ=マンゴーの樹の太さだからですね。

タイ料理のイメージ写真などでよく見かける石製のもの(クロックヒン)もありますが、これは「生野菜を叩き潰す」という用途のものなので、基本的にペーストづくりにだけしか使えません。
しかも石製の臼は浅いので、ソムタムを無理やり作っても調味料が飛び散ってすごくやりにくいんです。

わたしはタイ人のおばちゃんがやっているグローサリーで相談して、焼き物の臼を買いました。

これだと、ソムタムづくりだけではなく、カレーペーストを作るのもできるからです。
それに、焼き物の臼は軽いので、中身を移すときにもやりやすいんです。

臼で突いて作るソムタムは、作る時にリズミカルな「コツコツコツ…」という音が出ます。
それで、わが家はソムタムのことを「コツコツ」という愛称で呼ぶことになったのでした!

主役の青いパパイヤのおかげで、タンパク質の消化にも一役買ってくれるし、繊維もいっぱいとれる上に干しエビでカルシウム、ライムでビタミンもバッチリなので、身体にもよいサラダです。

ただし、あまり辛くしすぎなければね!

辛くしすぎると…胃とお尻が大変なことになっちゃいますからw