今夜は納豆オムレツ
わたしのオムレツは、庶民派です。
ホテルのレストランで出てくるような、ポワンっと黄色くてふんわりしてるやつ。
オムレツというとあのイメージなのですが、わたしが作るとどうも庶民派のでき上がりです。
今日のビールのお供は、納豆オムレツ。
ふわっとのせたグリーンは、人参の葉っぱです。人参はセリ科なので、その葉っぱはパセリに似た芳香があって、代用としては申し分ないのです。
一応、オムレツの形にはなってますが、やっぱり庶民派のルックス。
支配人には「問題ないよ、上手だよ」と言ってもらえて一安心。
ちょっと焼き目がついてるのも、家庭のオムレツと思えば可愛く見えてきたりしますねw
わたしが存じているフランス人の男性が作るオムレツは、丸く焼いたものを半分にパタンっと閉じただけだったりします。オムレツ型ですらありません。
でも、ふんわりと美味しく焼けていて最高、オムレツは旦那様でないと…と奥様はお気に入りなのです。
そのオムレツの写真を観ると、その昔、パリに通っていた頃のことを思い出します。
寒い雨の日に、暖を求めて入った場末のカフェで食べたオムレツのことです。そのオムレツも、黄色くてふんわりしてるものではなくて、わたしが作るみたいな、ちょっと焼き目のついたやつでした。
樽から注いだに違いない、ミネラルウォーターのボトルに入って出てきた「赤のハウスワイン」と一緒に食べた、マッシュルームと玉ねぎのオムレツ。
寒い日の暖を取るにはぴったりでした。
「いなわら亭」のオムレツとしては、黄色くてふんわりしたレストランのあれより、このほうが愛嬌があっていいのかもですね。
お肉屋さんのいいバターをたっぷり使ったわたしのオムレツ、また気が向いたら作ります。