「四季豆(スージードゥ)」は、さやいんげんのことだそうです。
でも、料理の名前でもあるようで、「干扁四季豆(ガンビェンスージードゥ)」という料理がメジャーなもののようです。「干扁」とは、たっぷりの油で炒める、という意味だとか。
わたしがこの名を知ったのは、中国在住の方のブログ主さんが、いつも前菜やサイドオーダーで「四季豆」を頼んでいらしたことから。
その後、ウー・ウェンさんの本「大好きな炒めもの」で、四季を通じた「四季豆」のレシピが掲載されていて再会しました。
ウー・ウェンさんのレシピではさやいんげんだけではなく、枝豆やえんどう豆、スナップエンドウを使ったりもしていましたので、わたしの中では「四季豆」=「前菜やサイドで頼む、さや豆の炒めもの」という認識なのですが、正確なところはわかりません。
そんなわけで、これは日本人のわたしがアレンジしてしまった四季豆です。
ファーマーズ・マーケットで買ってきたいんげんとコーン、そして人参。
でも、ちょっと一捻り…というわけで、この人参は、ぬか漬けを刻んだものです。
お漬物を炒めたり加熱する料理法は、たぶんどこの国にでもあるのではと思いますが、ぬか漬けを炒めるのもまたオツなのです!
塩と少しのお醤油で調味して、ゆるーく葛粉でとろみを付けてソースを具材にまとわせます。
仕上げに花椒を粗挽きにしたものをパラッとしてできあがり。
3色の野菜が揃うと、見栄えも綺麗でいい感じです。
これはお客様がいらしたときのサイドで作ったものですが、これに玉子とトマトの炒めものとかんたんなスープでもあれば、ちゃんとした食事にもなりますね。
意外に応用力が高い「四季豆」、よく作るメニューです。
中国料理の観点からすると「えーーーー??」って感じかもですけどねw