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たま〜に作る、日本のカレー。

でも、ルーはもちろん使いません。
カレー粉を使い、とろみ付けには米粉を使ってます。

支配人がシャバシャバのカレーが好きではないので(唯一OKなのはタイカレーのみ)、わが家ではどのカレーもとろみのある仕上がりになります。
日本のカレーの場合、ソースにとろみを付けられる要素が少ないので、米粉を使うわけです。

最近はじゃがいもを入れなくなったので、具材は肉・人参・玉ねぎ(ソースのベースと具材のダブルで入れます)。
じゃがいもが嫌いなわけではなくて、日持ちの問題と、食べた時の重さが気になるからです。

そういえば、シチューにもあまり入れなくなりました。

日本のカレーを作るときは、多めに作ります。
残ったカレーのアレンジが、楽しいですからね!

カレーうどん、カレーそば、ドリア、グラタン、チーズ焼き、ドライカレー…。
その日の気分で色んな展開ができるのが、カレーソースのすごいところ!

で、今日はカレーうどんを選びました。
残りのカレーではなくて、最初からカレーうどんを作ることもあるのですが、そっちはちょっとよそ行きな感じ。

残りのカレーで作るカレーうどんは、まさに「おうちごはん」。
見た目は地味だけど、気取らない味わいが最上です。

カレーソースを濃いめの出汁で少しのばして、お醤油で味を整えたらできあがり。
じゃがいもが入っていないカレーなので、うどんとよく馴染みます。

ごはんと食べたときとは違う風味が楽しい!!
全部、残さずにいただきました!

お客様のために予約した、地元で丁寧に養殖しているロブスター。

車ででかけてピックアップすることになったけど、お客様がいらっしゃる前日にしか養殖場の窓口が空いていないので、前日に取りに行くことに。

そして、どうせオーダーするのなら、一匹多く頼んで(もちろんお支払いは自分たちでしますよ!)、ピックアップした日の「まかない」にすることにしました。

支配人は大きな頭に入った「海老味噌」が大好物だけど、わたしはアレルギーがあってダメ。
ふたりで尾の身を半分ずつ、はさみをひとつずつ、それにサラダでもあれば十分に一食になります。

ロブスターのソースというと、アメリカのシーフードレストランでは「溶かしバター」がつくのが主流だけど、いなわら亭のおすすめは「レモン醤油」。

レモンを遠慮なくたっぷり絞っただけでも、ロブスターの甘みがわかって美味しいんだけど、そこにお醤油をちょろっとすると…これがもうたまらんのです!
ま、これが「たまらん」のは日本人だけかもしれないですけどねw

わたしも支配人も、どうも溶かしバターでこってりさせるのが苦手なので、この「レモン醤油」がお気に入りです。
ちょっといいお醤油を使うのがコツと言えばコツかな。

この日も、サラダを作ってザクザクいただき、蒸した新じゃがいもを添えていただきました。

ランチのあとは、お客様のために仕込みです。
美味しいものをいただいた後は、モリッとがんばれちゃいますよ!

数年前からマンハッタンで流行ってる(?)ポキ(ポケ)丼。

ハワイファンのひとりとしては、もちろん大好きです。
が、東海岸のお店で食べたことはないです。

なんというか、お店のは「ポキ丼」と名乗ってる別物…という感じだから。
アボカドはともかく、彩りのためなのか枝豆やラディッシュなんかがのってたりして、そういう「小技」が気に入らないというかねw

わたしが好きな「ポキ丼」って、例えば「ポキ2種類にスクープライス(アイスクリーム用のスクープですくった白ごはん)がドーン、以上!」…みたいな、田舎っぽいやつなんです。

そんなわたしが作るポキは、当然ながらシンプルです。

お魚はいつもの、ロードアイランドの漁師さんから買ったもの。
ブルーフィン(クロマグロ)を使えたらいいけれど、今年は未だに出会えていないので今日はイエローフィン・ツナ(キハダマグロ)です。
淡白な味なので、ポキの味付けが合うのです。

一口大の角切りにしたツナ、おろしにんにく、小口切りのネギ、やや厚めにスライスした赤たまねぎ、水で戻しオゴ(海藻)、白ごま(半ずり)を合わせて、お醤油とごま油で30分ほどマリネするだけ。甘みは入れません。

キムチを入れることもありますが、今日はプレーン。
アボカドを入れるのは個人的に「ありえん」ので、使いませんw

できあがりを支配人はおつまみで、わたしは白ごはんにちぎった海苔と一緒にのせてポキ丼に。
ちょっとのせたグリーンは、わさびの芽です。

な〜んの飾りっ気もないけれど、こういう感じが「わたしのポキ丼」。

オアフ島にある大好きなポキのお店を思い出しつつ、味わいました!

今年も出会えた、日本茄子。

ここ3〜4年くらい、地元のファームが日本茄子を作ってくれるようになりました。
アメリカで主流の、ヘタが緑のイタリア茄子や米茄子ではなくて、ヘタが紫の日本の茄子。

日本の茄子的には「長茄子」にあたると思います(ずんぐりしていなくて、細長い)。
種部分が適度に柔らかいので、火を入れる料理に使うと、とろける食感を味わえます。
細いものはお漬物にしてもいい感じに。

今日はその日本茄子で、蒸し茄子を作りました。
皮をむいて蒸してから自家製めんつゆをかけるだけの、かんたんなおつまみです。

走りの頃はまだ皮も硬くないので、むいた皮は刻んできんぴらに。
これでもう一品。

蒸し上がった茄子の色の、なんとキレイなこと。
翡翠色とはまさにこれのことですね。

粗熱をとってから冷蔵庫でしっかり冷やしておいたものを、器に張った自家製めんつゆにのせて。
薬味に新生姜のすりおろしをたっぷり、紫大根のカイワレもたっぷり。

夏の上等なおつまみになりました!

生が出回るようになって作るコーンスープは、美味しい。

でも、本当に夏にしか食べないスープと言ったら、これ。
ガスパチョです。

トマト、きゅうり、唐辛子、新玉ねぎ、ピーマン…が一堂に会する、その時期だけの「夏の本命スープ」。

家で作るなら、野菜はあるものを使えばいいのですが、外せないのはトマトときゅうりあたりでしょうか。わたしはきゅうりの代わりにズッキーニを使うことも。
ピーマンや唐辛子を入れると、ほんのりした苦味や辛味がついて、コクが出るように思います。
玉ねぎやにんにくは、ピリッとした刺激をくれます。

わたしの場合、トマト、きゅうり、ピーマン、玉ねぎ、にんにくを材料に、オリーブオイルとシェリービネガーを使います。
シェリービネガーは本式のレシピでも使うもので、ここをおさえるだけでもちょっといい感じに。

本格的にやるならパンを水に浸したものを一緒にしますが、なくてもそれはそれで美味しいです。
パンを入れると少し重たくなって腹持ちが良くなる感じはしますが。

パンがなければ、パン粉をふやかして入れても結果は同じ!
だって、ミキサーでがーーっとやっちゃいますからね〜。

塩胡椒だけでシンプルに味付けして、酵素が生きているうちにさっさといただきます。

時間がたつと分離してしまったりして、見た目も味も落ちてしまうので、ガスパチョはいつも、支配人が食卓についてから作ります。

実はちょっとした裏技なのですが、作る時に加えるお水を炭酸水にすると、すご〜くふんわりした仕上がりになるんですよ。思いつきでやってみたのですが、これがなかなか。
使う炭酸水は無加糖・無香料のものにしてくださいね!

仕上がりに気分でレモンやライムを絞っても美味しいです。

マーケットには引き続き、盛夏の象徴みたいなコーンがいっぱい出ています。

サラダにしたり、スープにしたりしますが、わが家は支配人の事情があって丸かぶり禁止なので、基本的には芯から粒を離して料理します。

ファームによっても甘さが違うので、食べ比べるのも面白い。

わが家はあまりにも甘いものではなく、そこそこ青くさくて野菜っぽいのが好みです。

今回は、生のコーンからつぶをこそげて、炊き込みごはんにしました。
芯を一緒に炊き込んで、そこから出る出汁で味わう「まるごととうもろこしごはん」です。

炊きあがったごはんはなんとも可愛い、黄色と白のコントラスト。
ふわっとあがる香りもよく、思わず「夏だねえ」なんて言ってしまいます。

味付けはシンプルな塩だけですが、今回は仕上がりにバターを落として混ぜ込みました。
お椀によそったら、乳製品と相性のいい白胡椒をガリガリっと挽きかけてできあがり。

プリッとしたコーンと、炊きたてごはんのやわらかい粒。
色味だけじゃなくて、食感にもコントラストがあって、楽しいごはんでした。

引越し後の生活も徐々に落ち着いて、料理もいつもどおりになりました。

でも、なんとなく疲れがとれず、厳しくなってきた暑さもあいまってちょっと体調不良気味。
そんなときには薬膳でしょう、と参鶏湯を作りました。

ご存知、鶏をまるごと使い、たくさんの生薬を煮出したスープでコトコト炊いて作る薬膳スープの参鶏湯は、なんとなく冬のイメージがありますが、実は夏の食べ物なんだそうです。

暑さで胃腸がへばったり夏バテしている時に熱々をいただいて汗をしっかりかき、さらに栄養素や生薬の薬効成分をしっかりとることで身体の機能をリセットするものなんだとか。

急な思いつきだったので丸鶏は用意できませんでしたが、骨付きの鶏もも肉があったので、2本を贅沢に使って作ることに。
生薬は、韓国系スーパーで購入した朝鮮人参入りの「参鶏湯セット」を使いました。

細めの朝鮮人参ですが、数はたっぷりめ。
これは効きそうです!!

ランチにしっかりいただいて養生して、その残りを夜にまたいただきました。

本当は丸鶏のお腹につめて炊くもち米ですが、今回はそれが出来なかったのでスープにそのまま入れて炊きました。
仕上がりは重湯たっぷりのゆる〜いおかゆ、という感じでしたが、スープに適度なとろみが付いて美味しかったです。

お昼はスープとお肉を中心にいただいたので、夜は底に残っていたおかゆ部分をいただく形になりました。

汁気たっぷりのおじやにクコの実をたっぷりトッピングして、養生食の1日です。

とうとう、引っ越し前夜。

近所の引っ越しなので、冷蔵庫の中身は整理したものをそのまま持っていくことになるので、冷蔵庫には食材がありますが…。
しっかり調理でたくさん洗い物を作るのも嫌なので、サクッとしたメニューにしました。

「豆乳にゅうめん」です。

使い切りたかった豆乳もあったし、ひと鍋でできあがる軽食なので、ぴったりです。

作り方はこちら
おそうめん、豆乳、ネギ、醤油、ラー油があればできちゃう、手軽なにゅうめんです。

作り始めて10分以内でできあがるのもまた、いい感じ!

カップラーメンなら確かに3分ですが、お湯が沸く時間を入れると、あんまり変わらない感覚で作れます。
しかも、こちらは添加物なしのシンプル料理。

コツは、添加物のない豆乳を使うことと、塩を含んでいるおそうめんを使うこと。
豆乳に直接、麺を入れて煮込んだものをスープにするので、塩を使っていないおそうめんだと、味付けがいまひとつになってしまうのです。

ラー油が苦手なかたは、ごま油でも美味しいです。

この手軽さがウケたのか、公開時には友人間でブレイクしたのですが、これからの寒い季節には思い出していただけると嬉しいメニューかもしれません!

生のとうもろこしが出回るようになる、夏のごちそうです。

冷凍ものを使えば一年中作れるものだけど、みずみずしい旬の生とうもろこしを使って作るポタージュは、格別です。

甘みはなにも加えず、玉ねぎのスライスを炒めたところに、生とうもろこしの粒とひげ、芯を一緒にして火入れします。
とうもろこしのひげは薬膳では大事な食材。
むくみとりの名人なのです。

芯もまた薬膳の食材ですが、何より美味しい出汁が出るので、一緒に炊きます。

コトコトやってとうもろこしに火が通ったら芯を取り出して、少し冷まします。
粗熱が取れたら、ひげも実も、全部をミキサーにかけます。
お好みで、オリーブオイルと生クリームも一緒に。

全体がスープ状になったら、塩で軽く味付けしてできあがり。
必要なら弱火でじんわりと温め直して。

ヴィーガンにしたいなら、生クリームを入れずに作ればOKです。
これはこれで、さっぱりして美味しいスープになります。

玉ねぎととうもろこしの甘みがじんわり染み渡る、夏のポタージュです。
冷やしていただいても、美味しいですよ!

一見すると、桃のスムージー?ジュース??

いいえ、その正体はカクテルなんです!
旬の黄桃をVitamixでピュレにして、そこへウォッカを入れただけの、かんたんなものですがw

たまたま手元にあったミントの葉を飾ったりして、ちょっと気取った晩酌です。

桃をガーッ、お酒をたらーり…のお手軽カクテルですが、黄桃をふたつ、たっぷり使ったフレッシュフルーツのカクテルですから、外で飲んだらいくらになることやら。
しかも、ロングサイズ(グラスはタンブラーです)ですしね。

そのままをいただいても濃厚な旬の桃ですから、皮ごとピュレにしたこのカクテルもとってもリッチ。
果汁の甘さと濃密な香りに隠れて、ウォッカがちょっとした刺激をくれます。

喉を滑り落ちていくシルキーなタッチは、Vitamixだからこそ!
あーー、買ってよかった、Vitamix!!!

スープ作りに圧倒的な力を発揮してくれるのですが、こうしてフルーツのピュレを作るのにもお役立ちです。

桃の他には、スイカやパイナップル、柑橘類でも同じようなカクテルが作れそうです。
あんまり飲みすぎると果糖で体重に影響がでちゃいますけど、たまの一杯ということで、またやってみようと思います。