濃いピンクの周囲に、真ん中の白へのグラデーション。

このお菓子のような可愛い食べ物は、ラディッシュのぬか漬けです。
くし切りにしないで、輪切りにしてみました。

甘酢漬けやピクルスだと実の中心まで全体がピンクに染まり、それはそれで可愛いのですが、ぬか漬けを輪切りにしたこの可愛さは、格別。

ラディッシュに「す」が入ってしまっているとちょっと残念ですが、今日のはとっても綺麗です。

紅芯大根や紫大根など、色素を持っている根菜をちょっと長めにぬか漬けにすると、乳酸菌の作用でこんなふうにピンク系の色になります。

わたしはそもそも、酸っぱいものが好きなので、ぬか漬けも長めに漬けることが多いです。
フレッシュなぬか漬けもいいですが、個人的には酸味が出たのをいただくのが、大好き!

ところで、この「漬物用」みたいになっている小鉢。
これは、近所のアーティスト村のオープン・スタジオで買ったものです。

タイのセラドン焼きみたいな色と雰囲気が気に入ったのですが、作陶されたのはイタリア系の女性でした。
植物の模様がヘラのようなもので刻み込まれていて、どことなくアジアの雰囲気なのです。

なので、わが家では漬物や煮物を盛ったりして使っています。

まるで収穫祭みたいに、年に一度しかないオープン・スタジオなので、今年の秋までは新作に出会えないのですが、今から楽しみにしているイベントです。

そろそろ晩冬のファーマーズ・マーケットも終わりです。
もう少し暖かくなって、またラディッシュが買えるようになったら、この可愛いぬか漬けを作ることにします。

炒飯のお供。わが家はいつも、わかめスープです。

ベースのスープはボーンブロスだったり、昆布出汁だったり、ベジブロスだったりといろいろですが、わかめと白ごまをたっぷり入れるのがお約束。

味付けや薬味はその時の気分で。
シンプルに塩だけ、お醤油風味、はたまた酸辣湯風もありです。

基本的に具材はわかめだけですが、この日は自家製のもやしがあったので入れました。

この細〜いもやしは、レンズ豆のもやし。
自宅で発芽させたものです。

自宅で作るもやしの話は以前も書きましたが、そのときに使う緑豆よりも、このレンズ豆はもっと簡単です。

作り方は同じで、一晩浸水したものの水を切り、蓋をした鍋に入れて涼しいところにおいてやります(直射日光はNGです)。
鍋は何でもいいですが、わたしはひとり用の土鍋を使います。

あとは、1日に2回くらい(夏場なら3回ほど)ざっと全体を水で洗って、また水切りしたら鍋に戻して蓋をして…と、これを数日繰り返すと、冬場は3日ほど、夏場は早いと2日せずに根っこが出てきます。

これが「もやし」です。
好きな大きさまで育てたら冷蔵庫に移してあげて、2日くらいで食べきってください。冷蔵庫の中にいても、もやしはどんどん成長していくので、食べごろをお見逃しなく。

もやしは自分の水気で傷んでくるので、よく水を切ってから、中ザルつきのタッパーやペーパータオルを敷いた蓋付きの入れ物で保存してあげるといいです。

緑豆の場合、皮がちょっとかたいので時間があるときは全部とりますが、レンズ豆の皮は柔らかい上に細かくて取りにくいので、皮が残っていてもそのままで食べてしまうことが多いです。

今日のスープには、火を止めてから仕上げに入れました。
レンズ豆のもやしは細いのでそれだけで軽く火が通り、シャキシャキ感も楽しめます。

生のまま、サラダのトッピングにするのも美味しいですよ!
暑くなる前の今は発芽しやすく傷みにくいので、ぜひやってみてください。

出汁を入れた卵液を油多めで焼いてふんわりさせた、たまご焼きです。

あえて巻かないで、ふわふわの形のままにして仕上げます。
かつお節と小口に刻んだネギを散らして、スプーンですくっていただくのです。

というのも出汁を多めに入れているので、たまごが崩れやすいから。
食べたとき、薄い味付けの出汁を「じゅわっ」と感じてもらえるくらいに入れてます。

だし巻き卵の卵液を巻かずに焼いただけなので、たまご焼きの形をした茶碗蒸しっぽい感じとでもいえばいいのか…。

でも、具は何も入ってません。
最後にトッピングしたかつお節とネギだけ。

確か、おすましの残りの出汁を入れて作ったのが美味しくて、定番になったもののはず。

で、このふわふわたまご。
ごはんにのせて丼仕立てにすると、すご〜く幸せになれるのです。
卵大好きな友人が、うなりながら食べていたくらいw

写真の量で、卵3個くらい、お出汁(かつお昆布出汁)は1/4カップくらい入れたと思います。
味付けは基本、塩だけ。
お醤油は使わないか、薄口をほんの少し。

甘いのが嫌いなので、甘みもなし。
お酒を少しだけ使った記憶があります。

焼くときは油多めで。
お好みで、少しごま油を足しても香りよく仕上がります。

卵液を鍋に入れたら、あとはざっくり大きくかき回す程度で、好きなかたさになったらできあがり。
わたしは予熱も見て、半熟ちょっとすぎくらいで終わりにしちゃいます。

火は弱めの中火くらいで、焼き目をつけないように、強火は使いません。
仕上がりが黄色いほうが可愛いのでw

なにかほしいな、の一品に。
もちろん、卵好きさんはメインの丼でどうぞ!

メキシコを略して「メキ」です。

わたしが好きでよく食べているもので、勝手にそう名付けています。
ベースの「ごはん」は「メキシカンライス」。

「メキシカンライス」とは、トマトソースで軽く煮たごはんにパプリカパウダーなんかが絡んでいる、メキシコ料理で出てくるアレ。
ブリトーの中身にもなっていたりしますね。

そのごはんに、サルサ・フレスカ(フレッシュトマトのサルサ)をかけただけのもの。

…とはいえ、メキシカンライスもサルサ・フレスカも自家製なので、手間はそれなりにかかってます。

この日は、支配人にはローストチキンの残りでチキン・ケサディーヤを作りました。
自家製のサルサ・フレスカをたっぷりのせて食べてもらいます。

が、わたしは体調不良で食欲がいまひとつなので、さっぱりとした「メキごはん」の出番となりました。

メキシカンライスにサルサ・フレスカをのせて、パクチーとライムも添えて…。
ごはんにしみこんだサルサのうまみとライムの酸味、パクチーの香りで、どよ〜んとした体調でもスルッと入っちゃう。

たまに行くメキシコ料理屋では、メキシカンライスだけをオーダーすることができるので(本来はたぶん、サイドディッシュ的に売っているんでしょう)、わたしは「取り放題」のいろいろなサルサをかけて食べてました。

それが「メキごはん」のはじまり。

メキシコ人がこういうものを食べるのかどうかは、知らないけど…。
自分の好みの味であるのは、間違いなし!

中学3年になるくらいまでは、夏は毎年、母の実家へ行っていました。

海際なので海産物が豊富で美味しいのですが、わたしはちょっと魚アレルギーがあって、食べられるものが限られています。

そんなわたしでも、手放しで大好きなのが「ちりめんじゃこ」。
しらすも好きですが、半干しにしたちりめんは、もっと好きです。

ある夏の日のお夕飯。
わたしはどういうわけか食欲がものすごく、おひつのごはんを何度もおかわりしました。

そのうち、その日のおかずはなくなって、あるのはお味噌汁の残りとちりめんじゃこだけ。

食べすすめるうちに残ったお味噌汁もたいらげてしまい、祖母に「もうちりめんしかないよ?」と心配される始末。
でも、まだまだ止まりません。

いつものわたしは食が細い方なので、母もおどろき顔で、あわてて麦茶を注いでくれました。

ちりめんしかなくたって、そのちりめんこそが大好物のわたしは「ぜんぜん、だいじょうぶ!おいしいよ!!」と祖母に答え、おひつが空になるまで合計6杯もごはんを食べたのでした。

祖母は市場で仕事をしていたので、そのちりめんはたぶん、市場のお魚屋さんか乾物屋さんで買ってきたものだったのではないかと思います。
大きなビニールに入ったちりめんを、少しずつ小鉢に出してくれました。

銀色にキラキラ光る、小さな魚たち。
噛みしめると汐の香りとほのかな塩味。

そのままでも美味しいけれど、ちょっとだけお醤油をかけるとまた美味しい。
常温にちかくなったごはんにたっぷりのせて、パクパクと食べたのを思い出します。

食べすぎると好物を嫌いになることがあるといいますが…。
わたしは今でも、ちりめんじゃこが大好きです。

ただ、アメリカではなかなか質の良いものが手に入らないのが悩みです。
冷凍ものだと、どうしても食感が違ってしまうんですよね。

なので「ちりめんじゃこ」は、日本に帰国したときには必ず買って帰るもののひとつなのです。

なんてことのない、トマトと玉ねぎのサラダです。

でも、わたしにとっては、母がよく作っていた「なつかしの味」。
夏のお夕飯に「なにかもう一品」というとき、よく作られていたと記憶してます。

作り方はいたって簡単。
5ミリくらいにスライスしたトマト中2個(この日は赤と黒っぽいの、2種をひとつずつ使いました)、オニオンスライスよりすこし厚めな2〜3mmの薄切りにした玉ねぎ1/2個を用意します。

平たくて少し深いお皿に、玉ねぎ>トマト>玉ねぎ、の順に適当に重ね並べ、上から酢醤油を野菜の頭が少し出るくらいに回しかけて冷蔵庫で冷やします。

野菜の頭から全体に回るように酢醤油をかけると、いい感じになります。

テーブルに出す前にごま油をくるっと一周。
ピリッとした感じがお好きなら、クラッシュドチリや黒胡椒をかけてもいいです。ごま油をラー油にするのもありですね。

酢醤油の味付けはお好みで。

わたしは酸っぱいのが好きなので、醤油+酢+塩少々くらいで適当にまとめてしまいますが、酸っぱいのが苦手な方は、酸味を抑えるために甘み(みりん、メープルシロップなど)を加えてもいいと思います。

あえて甘酢の味付けにしてしまうのもいい感じ。

コツも何もないような料理ですが、冷やしている間に野菜から水分が出るので、酢醤油の味付けは少し濃い目のほうが合います。

玉ねぎもマリネしている間に辛みがなくなりますが、気になる方は水にさらしてからよく水気を切って使ってください。

要は「野菜のマリネサラダ」なのですが、最後にごま油が入るので「中華風」。
家庭料理らしいシンプルさで、好きな味です。

頭の方と下の方で味にばらつきがでるのも、またよし。
いただくときは、よくマリネされている下から食べていくといいですよ。

まだ家庭にはエアコンがなく、窓を開けるか扇風機を回すかでしか涼をとることができなかった頃、この冷たいトマトサラダはさっぱりしていて、よい副菜でした。

わたしもよく作るようになりましたが、作るときにはいつも、母と夏の食卓を思い出します。

モモ、と言っても果物ではありません。チベットの餃子です。

ネパールの…と言う場合もありますが、わたしがいつも通っているお店はチベット料理のお店なので、個人的には「チベットの餃子」です。

ある日、友人が来訪のお土産に、その「通っているお店」からモモを買ってきてくれました。

その友人こそが「通っているお店」を紹介してくれた人物。
「要るなら買っていきましょうか?」と、わざわざ立ち寄ってくれたのでした。

本当は蒸したてのアツアツをいただくのが一番ですが、冷えてしまっても大丈夫。
別の、美味しい食べ方があるのです。

今日は、具体的な作り方を記します。

フライパンに油を熱して、モモをお互いがくっつかないように並べます。
火は弱めの中火、ふたをしてじっくり火を通します。

しばらくしたら、フライ返しでモモの底をチェックしてみます。
カリカリのきつね色になっていたらOK。
フライ返しで順番にひっくり返し、さらにフライ返しでフライパンにギュッと押し付けます。

ちょうど平たい円盤状になるように、モモの頭をつぶす感じで押し付けてください。
皮がちょっと破れていたりすると、中身の水分で油はねしたりしますのでご注意を。

そのまま、今度は蓋をしないで焼き続けます。
モモの頭が、底と同じようにカリッとしてきつね色になったら、できあがり。

最近はこちらで紹介したときよりよく押し付けて、少しだけ平べったくするようになりました。

モモの中身は「ニラ」「ニラ+牛ひき肉」「鶏肉」「牛肉」の4種類があるのですが、この「焼きモモ」に合うのはなんと言っても「ニラ+牛ひき肉」です!
仕上がりは、点心のニラ饅頭に近い感じ…というと、イメージが伝わりやすいでしょうか。

実は、お店でアツアツをいただくときでも必ず家に持ち帰り分を買って、翌日に作ってるのでした!
わざわざ作る価値のある、リメイクです。

ある日、近所のスーパーで見つけた緑の実。

専門店でもないのに、なんでこんなものが売っているのかはわからないのですが…。

そもそも、このスーパーは時々、珍しいものを少しだけ取り扱うのです。
日系スーパーでもないのに柚子が買えるのもここだけで、お会計のときにはPOSの登録がなく、ひと悶着するのが常。

この実も、お会計時にはマネージャーまでが来て大変な騒ぎになりましたw

大騒ぎの末にわが家にやってきたこれは、こぶみかんの実です。
タイ料理でおなじみの、あの香り高い葉っぱの樹になる、実です。

葉っぱはトムヤムクンやタイカレーに入っているのでもおなじみですね。

タイでは実も使いますが、アメリカではなかなか入手困難で、タイ食材屋でも手に入りません。
わたしもタイ以外では初めて見ました。

どうやって使うかというと、皮を薄くむきとって刻んでカレーやヤム(サラダ)にトッピングしたり、果汁はゲーン(スープまたはカレー)に使うのです。

爽やかな酸味と心地よい青くささ。
そして葉っぱですらも香るこぶみかんの、独特の香気をたっぷりと楽しめます。
いうなれば、いつものメニューがランクアップした感じ!

これはお買い得でした。

あのスーパーには、またぜひ「珍品」を仕入れておいてほしいものです。

友人が自家菜園で作った菊芋を譲ってもらいました。

限りなく自然農に近い作り方をしているものなので、貴重品です!
土付きのままいただいて、冷蔵庫で保管していました。

菊芋は、イヌリンという成分が血糖値の急上昇をおさえてくれる…というので、有名になった野菜です。
フランスでも古式ゆかしいお野菜だそうで、じゃがいもの代わりに食べられていた時期があるため、あまりいい印象を持たれていないのだとか。

フランス語だとトピナンブール、英語だとエルサレム・アーティチョーク、またはサンチョーク、です。
ソテー、ロースト、スープ、ポタージュ、煮物…といろんな食べ方があって、きのことの相性がよい野菜でもあります。

今回、改めて調べた中でも面白かったのが「生をスライスしてそのままサラダにする」という食べ方でした。

数ミリのスライスにしたら、5分ほど水に放ってあく抜きをします。
その後は、お好みの油+お酢、そして塩胡椒で調味するだけ。

わたしはシンプルに、オリーブオイルと赤ワインビネガー、そして結晶塩で味付けしました。最後にあらびきの黒胡椒をガリガリっと。

食べてみるとポリポリした食感が面白く、「揚げてないポテトチップスみたい」とは支配人の談。
アクは多めのようですが、下ごしらえすれば苦いこともなく、食感の面白さだけが残ります。

菊芋を譲ってくれた友人も、この食べ方は知らなかったそうで、試してみるとのことでした。
お漬物にしても美味しいそうです!

いただきものの日本酒があったので、それに合わせた小つまみを。

自家製納豆にたまり醤油をサッとかけたものと、これもいただきものの明太子です。
こういうときにはお漬物や常備菜もよく使いますが、今日は豪華版。

しょっぱ辛いのをちびちびやりつつ冷酒をすする、この開放感といったら!

今回の自家製納豆はうんと粘る感じではないので、スプーンですくいながらチョコチョコと。
時折、かいわれ大根の辛みがツンっとくるのがまたいい感じです。

本当は、辛めのお味噌や美味しいお塩でも飲めちゃったりしますw

一日ほぼ一食で、お昼ごはんをメインに食べているので、夜はこんなふうに「ちょっとつまむ」感じで済ませることが多いです。

あまり忙しくないときには、お昼を作りながら日持ちのする常備菜を作ったり、お昼のおかずを少し多めに作って保存したりして、この「小つまみ」に備えています。

なにもないときは、熟成中の漬物やピクルスを冷蔵庫から引っ張り出したり、買い置きのナッツをいただいたり。

できる限り、8時前に食べ終わるようにして、翌日はお昼ごはんまで水分しかとりません(サプリメントは飲みますが)。
すると、自然に16時間くらいの半断食ができます。

このパターンになってずいぶんになりますが、すっかり慣れてしまいました。

とはいえ、どうしてもお腹がすいて、深夜にちょっとだけヨーグルトなんかを食べちゃったりもしますけどねw